2009年3月4日水曜日

「これもひとつの還付金詐欺か」、と

確定申告に行くと、大勢の外国人がいた。
税務署の人が、相談中の一人の外国人に向かって、

「だから、家族だと証明できるものが無いと、ダメです!」

…扶養控除のことか。そりゃそうだろうな。
多分、あの大勢の外国人たちは、その目的で税務署に押し寄せているんだろう。
中には、わがブラジル荘の住民の姿もあった。

入居の当初は賑やかだったブラジル荘も、最近は静まり返っている。
隣のフェルナンド(仮名)の扉の前も、入りきらなくてたくさん積まれていた荷物が整理され、中に住んでいるのか、いないのか、わからない。

公の広報を見ると、「解雇や派遣切りで住宅を失った外国人労働者も支援する」旨の記事があった。そういう公営の住宅に移ったのか、誰かの家に転がり込んだのか。
それとも、軽作業など、不定期で入る仕事があって、そういうところにちょこちょこ出掛けて行って、生業しているのか。


海外の税法には、「給付付き税額控除」というのがあるとか。
『現代用語の基礎知識2009』を紐解くと、アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ、韓国なんかには、この「給付付き税額控除」があるらしい。

日本の所得税の還付は、すでに納めている(源泉徴収されている)所得税の中から、納めすぎていれば、確定申告することで還付される。ということで、それまでに所得税を払っていないならば、確定申告しても税金が還付されることはない。

対する、この「給付付き税額控除」は、「一定率の所得税額を軽減して、その税額水準に達していない人」に、マイナス分が還付(給付)されるという、福祉と税制がセットになった、確定申告のし甲斐のある仕組みだそうだ。

定額給付金とかじゃなくて、これを日本でもやればいいのに。…と思うが、そう簡単ではないらしい。

これを日本で実現させるには、「納税義務のある全ての人が、正しく確定申告」をしなければ機能しない。そのためにもe-taxが普及するのはいいことだが、もしかしたら、e-taxの一般化自体が理想論なのかもしれない。
そして、ズルをする奴が、必ずいる。現に外国でも、ウソの申告で「負の所得税」を不正受給をする輩が数多といるそうで。

あればいいな、と思う制度だけれど、絵に書いた餅か。
もしも日本でこの制度を実現したその時、それこそこの国の民度があらわになるんだろう。



本当に、暮らしは大変だ。
しかし、くよくよ思い悩む時間がムダだ。
ここはあっけらかんと、サクサクいった方がいい、と私は思っている。

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